『招き猫の宮』

菊地真・荒川千尋 共著
板東寛司 写真 
定価:1,890円(本体1,800円+税)
A5判/並製/144頁/オールカラー
ISBN 4-900901-37-7
 

日本人はなぜ「招き猫」を生んだのか?!
……そのルーツは平安王朝文学にあった!
全く新しい視点で解き明かされる招き猫誕生の謎。

【森羅万象】いつも、どこかに招き猫
【変幻自在】アートになった平成の招き猫
【基礎知識】招き猫・これだけは知っておきたい
【当世事情】招き猫ムーブメント最新事情

第1編かたち形容の招き猫幸運を呼ぶ招き猫伝説
江戸城築城の立役者・太田道灌を導いた黒猫
新吉原の傾城・薄雲大夫猫
漂白の歌人・西行法師と銀細工の猫
浅草庶民と猫の恩返し「かたちの招き猫」の登場
猫と狐
なぜ「まねきねこ」と呼ぶのか
鼠除けの猫〜働く猫たち〜
猫の前足の魅力

◇招き猫を生んだ江戸のまちと時代

第2編こころ精神の招き猫
「精神の招き猫」とは
王朝猫貴族列伝序説
第一話帝位を招く猫
「天神様」の時代に/舶来品へのあこがれ/奇跡の即位・宇多天皇略史/日記『宇多天皇宸記』より天皇の愛した黒猫
当代最高級の朝食/帝位を招く猫

第二話恋を招く猫
一流の貴顕も読んだ『源氏物語』/太政大臣嫡男・柏木の恋/女三宮の愛猫/猫は恋の形代

第三話王朝貴族猫伝
誕生〜貴族と変わらぬ祝賀の宴/任官〜生まれながらの殿上人/容姿〜最も高貴な色は黒/病気〜一流の祈祷と長命祈願
葬式〜最高貴族の衣と棺

第四話友情の夢物語
夢の神秘・猫の神秘/『更級日記』に記された少女の友情/迷い猫の訪れ/猫に姿を変えた姫君/天に帰る

◇栄光時代のたそがれ〜猫から『史記』へ

菊地 真(きくち・まこと)
昭和34年生まれ。早稲田大学文学部講師。文学博士。専攻は日本文学だが、他の分野にも造詣が深く、その活動は幅広い。

荒川千尋(あらかわ・ちひろ)

昭和34年生まれ。猫・招き猫・縁起物などを手がけるフリーライターとして活躍中。夫、板東寛司と共に「日本招猫倶楽部」世話役。

板東寛司(ばんどう・かんじ)
昭和25年生まれ。キャトグラファー(猫専門写真家)として活躍する一方、「風呂猫スタジオ」を設立し、多数のポストカード、カレンダー等の企画制作を手がける。