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帯の「九州を制するのは、俺だ!」が目を引く、シリーズ・実像に迫る018『九州の関ヶ原』。関ヶ原の戦いに連動して九州で起こった武将たちの戦いが面白い!と話題になっています。今回はその著者である光成準治先生にお話をお伺いしました! -------------- ① 『九州の関ヶ原』の企画の依頼を受けたときの率直な印象はどうでしたか? 関ヶ原の戦いの際に全国で展開された戦闘のなかでも、九州で起こった戦闘は、黒田官兵衛の動向を除くと、ほとんど注目されていなかったので、面白そうだと思いました。 ② 『九州の関ヶ原』で書くのが楽しかったところ、難しかったところはありますか? 楽しかったところとしては、それぞれの大名の古文書を読んでいくと、彼らの野望や苦悩がひしひしと感じられたところです。逆に難しかったところは、現在確認できる史料に乏しい大名が多かったこと。古文書に書かれている内容がすべて真実とは限らないので、真実を伝えるものか、それとも偽物なのかを判断するところで苦労しました。 ③ ②を受けて)ズバリ読み所はどこでしょうか? これまでの通説では、東軍と西軍に色分けされていた大名が、九州ではそれぞれの思惑で独自の動きをしていたことを、今回の書籍で明らかにすることができました。さらに、関ヶ原での敗戦をうけて、彼らの行動が一変していく様子は、現代人にも通じるところがあると思います。 ④ 今後、書いてみたいテーマなどはありますか? 「賤ヶ岳の七本槍」といわれる武将たちのなかで、加藤清正については専論がありますが、その他の武将についても詳しく研究していくと、面白いと思っています。 -------------- 光成先生、大変お忙しい中インタビューにお答えくださり誠にありがとうございました!先生もおっしゃっていますが、関ヶ原の戦いに連動して巻き起こった全国各地の戦いの中でも、九州はある意味盲点だったと言えます。そこに光を当て、さらに何人もの武将の思惑や動向がわかりやすくまとまっている本書、「知らなかったけど、面白い。」の読後感をお楽しみください! インタビュー日:2019年2月8日
2019-02-13 15:57:42
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