町田 忍 著
A5判/並製/144頁
家族で行こう、身近な 湯けむりの美術館へ ○美術家のよう、美しく個性的なタイル絵 ○大きな湯船と、旅情たっぷり富士山のペンキ絵 ○宮造りの堂々とした外観と和風リラックス空間 ○見事な庭園で夕涼み。コーヒー牛乳片手にね(^^) 東京の銭湯の興味深い点は、なんといっても視覚的遊びの豊富なこと。その 意味するところは、本来の目的である"入浴する"ことにとどまらず、"入浴 するのに必要のない部分にお金をかけた"という点にある。それは富士山の 巨大なペンキ絵、豪華なタイル絵、宮造りの外観、庭などを見ても理解できる。のれんをくぐるとその先は、極楽浄土の空間だ。 (「東京銭湯の心意気」より)