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シリーズ・中世関東武士の研究 第20巻 足利持氏

植田真平 編著
2016年5月刊行
A5判/並製/381頁

鎌倉府の全盛期を築き、室町幕府に対抗した四代目鎌倉公方。彼はどのように専制体制を確立し、そして滅亡にいたったか。一次史料・軍記・儀式書を駆使した15本の重要論文で、彼をめぐる周辺状勢やその人物像を明らかにする。巻末には、京都の古記録で持氏が登場する記事を集めて目録化したものも収載し、これまでの持氏研究の集大成というべき一冊。

  • シリーズ・中世関東武士の研究 第20巻 足利持氏

  • ISBNコード

    978-4-86403-198-1

  • 販売価格

    6,500円(税抜) 7,150円(税込)

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  •  【目次】
    総論 足利持氏論(植田真平)

    第1部 公方専制体制の構造と展開
     Ⅰ 足利持氏専制の周辺―関東奉公衆一色氏を通して―(風間洋)
     Ⅱ 十五世紀前半における武州南一揆の政治的動向(稲葉広樹)
     Ⅲ 足利持氏専制の特質―武蔵国を中心として―(稲葉広樹)
     Ⅳ 鎌倉公方足利持氏期の鎌倉府と東国寺社―鹿島社造営を素材として―(阿部哲人)
     Ⅴ 瀬戸神社に来た足利持氏(盛本昌広)

    第2部 足利持氏と室町幕府
     Ⅰ 上杉禅秀の乱後における室町幕府の対東国政策の特質について(島村圭一)
     Ⅱ 「京都様」の「御扶持」について―いわゆる「京都扶持衆」に関する考察―(渡政和)
     Ⅲ 応永三一年の都鄙和睦をめぐって―上杉禅秀遺児達の動向を中心に―(和氣俊行)

    第3部 永享の乱・結城合戦
     Ⅰ 永享九年の「大乱」―関東永享の乱の始期をめぐって―(呉座勇一)
     Ⅱ 永享記と鎌倉持氏記―永享の乱の記述を中心に―(小国浩寿)
     Ⅲ 足利持氏の若君と室町軍記―春王・安王の日光山逃避説をめぐって―(田口寛)

    第4部 『鎌倉年中行事』の世界
     Ⅰ 鎌倉年中行事 解題(佐藤博信)
     Ⅱ 旧内膳司浜島家蔵『鎌倉年中行事』について―関東公方近習制に関する覚書―(伊藤一美)  
     Ⅲ 『鎌倉年中行事』と海老名季高(長塚孝)
     Ⅳ 鎌倉府の書札礼―『鎌倉年中行事』の分析を中心に―(小久保嘉紀)
     付録 京都古記録足利持氏関係記事目録(稿)(植田真平)

    【編著者紹介】 植田 真平(うえだ・しんぺい) 1985年生まれ。
    早稲田大学第一文学部卒。 早稲田大学大学院文学研究科単位取得退学。 博士(文学、早稲田大学)。 現在、宮内庁書陵部研究職員。 論文に、「鎌倉府奉行人の基礎的研究」(佐藤博信編『関東足利氏と東国社会』岩田書院、2012年)、「公方足利氏満・満兼期鎌倉府の支配体制―「鎌倉府体制」再考にむけて―」(『歴史学研究』917号、2014年)、「南北朝・室町期東国史研究の現在」(川岡勉編著『中世の西国と東国―権力から探る地域的特性―』戎光祥出版、2014年)ほか。

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