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【改訂新版】狐の日本史─古代・中世びとの祈りと呪術

中村禎里 著
2017年5月刊行
四六判/並製/327頁

キツネに翻弄される、平安貴族・足利将軍・戦国大名たち。 霊力をもち、ダキニ天や稲荷などと習合することで、徐々に信仰の対象となっていった狐。 人びとはなにに期待し、どう利用したのか。 さまざまな史料を駆使し、狐観念の変遷を丹念に跡づける。

  • 【改訂新版】狐の日本史─古代・中世びとの祈りと呪術

  • ISBNコード

    978-4-86403-248-3

  • 販売価格

    2,600円(税抜) 2,808円(税込)

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  • 【目次】
    カラー口絵 中世に絵画に描かれた「狐信仰」
    凡例(旧版)/凡例(改訂新版)
     
    第一章 古代人は狐をどう見たか
    六国史に記された狐/古代地方民の狐のイメージ/稲の豊作を保証する/人と狐の通婚譚/狐付きを落とす/女性に化けて男性をからかう/樹霊信仰との習合/『今昔物語』に見る狐観念/平安貴族たちの認識/中国で語られる狐説話/変転する狐のイメージ
     
    第二章 狐落としの六字経法
    六字経法の始まり/六字経法はいかにして成立したか/安産に有効な六字経法/天狐・地狐・人形——三類形の意味/拡散する修法の目的
     
    第三章 和様ダキニ天の誕生
    インド・中国・日本のダキニ/天台エンマ天曼荼羅におけるダキニ/東密エンマ天曼荼羅におけるダキニ/ダキニの女形化、狐との習合/騎狐女神のダキニ天像/四種類の弁才天像/弁才天とダキニ天の共通性/弁才天—蛇―狐—ダキニ天の習合/ダキニ天像の完成
     
    第四章 辰狐の登場
    地位上昇の祈願を叶えるダキニ天法/即位灌頂で修されたダキニ天法/どのようにダキニ天信者に貢献したのか/各種利益を獲得するための呪術/祭文に見るダキニ天信仰/伊勢神宮とダキニ天/ダキニ天と辰狐は同一か?/辰狐の名前の由来/農耕神を介して伊勢信仰と結びつく/稲荷
     
    第五章 藤原氏の恩恵者
    藤原鎌足に鎌を与えた狐/藤原氏と稲荷を結ぶ奇妙な事件/即位灌頂儀礼の由来/鎌足の鹿児島出世説話/藤原氏の東国観/狐信仰の盛んな東国
     
    第六章 室町時代に頻発する狐付き
    狐付き事件を総攬する/足利義持狐付き事件/事件の経過と逮捕者/残された数多くの謎/正室栄子の不審な行動/義嗣支持者への警戒/先行研究は高間事件をどう見たか/事件に弄ばれた人びと/十五世紀前半の六字経法/
    Ⅰ 月次または各季の定期六字経法/Ⅱ 調伏/Ⅲ 邪気退散/Ⅳ 妊娠・出産・生育の安泰/Ⅴ 天災終息/Ⅵ 鎮霊・慰霊?/Ⅶ 目的不明
     
    第七章 桂地蔵事件と中世の衆庶信仰
    桂地蔵の奇跡譚/いくつか残る異伝/地蔵菩薩に狐を付ける/なぜ地蔵と狐は結びついたのか/どのように地蔵に狐を付けたのか
     
    第八章 鳥羽上皇の寵妾と玉藻前伝承
    玉藻前伝承の全容/類似説話にみる違い/伝承構成話柄を分析する/「原玉藻前物語」の誕生の背景/仏舎利出現の意味/針の出現と三浦介・上総介/宇治の宝蔵とうつぼ舟/玉藻前伝承の形成過程
     
    第九章 安倍晴明の母にまつわる狐伝承
    陰陽師と狐のかかわり/陰陽書に記された狐/葛の葉狐の伝承/「晴明」はなぜ常陸の生まれとされたのか/常陸から和泉へ話が飛んだ理由/烏の声を聴く晴明/近世における修飾
     
    第十章 戦国武将と狐
    城に稲荷が祀られた理由/館林城の築城を指導した狐/刑部神の祟りによる狐付き/刑部神を狐とする伝承/館林と姫路を結ぶ富姫/飯綱の法を用いた信玄・謙信/伏見稲荷を脅迫した秀吉/狐伝承を伝える者たち
     
    文献(明治以降)/古代・中世・近世の文献/あとがき

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