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中世武士選書38 源頼朝―鎌倉幕府草創への道

菱沼一憲 著
2017年7月刊行
四六判/並製/213頁

なぜ、頼朝は天下を取れたのか――。激動の治承・寿永内乱の中で、複雑にからみ合うそれぞれの思惑。平清盛や後白河院、東国武士団をはじめとする地域社会はどう動いたのか。鎌倉幕府草創の要因を丹念に分析し、頼朝の人物像をあぶりだす。

  • 中世武士選書38 源頼朝―鎌倉幕府草創への道

  • ISBNコード

    978-4-86403-250-6

  • 販売価格

    2,500円(税抜) 2,750円(税込)

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  •  【目次】
    序章 頼朝の人物史を概観する
    配流から挙兵まで 平家の追討戦 鎌倉幕府の確立時期 晩年に残された課題

    第Ⅰ部 地域社会の動向―在地領主と合力システム

    第一章 日和見な武士たち
    内乱の構造 武士像の昨今 在地領主の典型例―新田義重と新田荘 内乱における新田一族 新田義重が平家を裏切ったのはなぜか 日和見の坂東武士たち 日和見の面々

    第二章 内乱の推進主体
    内乱の中の武士たち 野木宮の合戦はいつか 『吾妻鏡』の描く野木宮の合戦 関政平の動向 『吾妻鏡』の記事の信頼性 野木宮の合戦の地理的分析 野木宮前の戦闘の詳細 合戦の地勢的・政治的関係 合戦の人的関係 内乱における合力システム 合力という相互扶助

    第Ⅱ部 中央権力の動向―治天君の権力をめぐって

    第一章 平清盛の王権
    平家政権と内乱 以仁王の乱勃発 以仁に味方した源三位入道頼政 清盛の危機感 清盛と中世王権 治承三年十一月クーデターからみる平家政権 王権と王都福原 平家政権のターニングポイント 畿内近国惣官職の創設 平清盛の死

    第二章 治天君権力の失墜
    駿河鉢田の合戦 平家の東国支配と長田忠致 甲斐源氏の動向 追討軍と頼朝軍との違い 甲斐源氏の奏状 造反の連鎖 平家政権の地方支配の特質 平家王権の拒絶

    第Ⅲ部 頼朝の登場―内乱における役割

    第一章 頼朝の課題
    内乱における地域と中央の動向 頼朝の威風と君の御守り 頼朝政権草創期の状況 まぬけなスパイの情報

    第二章 十月宣旨と諸国地頭勅許
    朝廷とのファーストコンタクト 謀叛人からの脱却 院と頼朝のつばぜり合い 義経の挙兵 後白河院の失策 「日本一の大天狗」は誰か 諸国地頭職勅許と武士狼藉停止 追討にともなう武士狼藉と停止令 謀叛人跡の接収という武士狼藉 内乱の終結と没官領の給付 武士狼藉停止政策の発見 静謐の創出と幕府の成立

    終章 将軍権力の創出
    地域社会との対峙 鎌倉内供奉衆の抽出 勝長寿院供養の人的構造・空間構造 布衣供奉・随兵衆の構造 列次と座次 幕府内秩序の構築 大名小名から上下秩序体系へ 幕府外の上下秩序 幕府のかたち

    まとめ―頼朝と幕府

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