A5判・並製・364頁
2019年7月中旬刊行
鎌倉時代、武蔵国熊谷郷(埼玉県熊谷市)を本拠に数々の戦場で先駆けを遂げつつ、訴訟で負けそうになると源頼朝に証拠書類を投げつけ突然出家・出奔し、法然の弟子となるなど様々な逸話を残した熊谷直実(法名は蓮生)の劇的な生涯に迫る。本書では、熊谷直実の人物像や、武蔵国熊谷郷に本領を置いていた時期の熊谷氏の動向に関する、研究史上、重要な意義をもつ論文13本を選び収録し、冒頭には編者による研究史や研究の到達点をテーマごとに整理した総論をおさめる。

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