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講座 近代日本と漢学 第3巻 漢学と医学

町泉寿郎/編
2020年2月中旬
A5判/並製/カバー装/284頁

江戸時代後半期に明確な輪郭を現した「漢学」という学問を通時的・多面的にとらえることで、日本の近代化の特色や問題点を探り、「近代日本漢学」という学問領域の構築を目指す、「講座 近代日本と漢学」シリーズ。
第3巻では、漢学と医学との関係を取り上げ、漢方医学から西洋医学への転換期における日本の医学の多様な諸相とその歴史的推移の解明を目指し、漢蘭折衷医学の「学び」の実態解明や蘭学・洋学と政治・社会の関係といった様々な問題を論じる。


 

  • 講座 近代日本と漢学 第3巻 漢学と医学

  • ISBNコード

    978-4-86403-343-5

  • 販売価格

    3,000円(税抜) 3,300円(税込)

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  • 【目次】
    第Ⅰ部 近世近代の「学び」
     第一章 近世日本社会における医学の「学び」 町泉寿郎
     第二章 華岡流外科術の普及と近代医学 梶谷光弘
     第三章 江戸時代経穴学にみる考証と折衷――小坂元祐と山崎宗運を事例に 加畑聡子

    第Ⅱ部 西洋医学知識の普及
     第一章 一八世紀から一九世紀のヨーロッパにおける医学の変革、日本との関わり 坂井建雄
     第二章 舶載医学蘭書小考 吉田 忠
     第三章 ベンジャミン・ホブソン著『全體新論』の持つ意味 中村 聡
      
    第Ⅲ部 医学医療文化史 
     第一章 江戸時代の和算塾の様相 佐藤賢一
     第二章 医者と漢詩文――江戸後期から明治期を中心に 合山 林太郎
     第三章 近世後期における地方医家の学問修業――吉益塾に学んだ人々から 清水信子

    第Ⅳ部 医学医療制度 
     第一章 宗伯と漢方存続運動 渡辺浩二
     第二章 医学校の近代化――岡山藩医学館 松村紀明
     第三章 日本薬学の形成 小曽戸 洋
        
    【研究の窓】
     女訓書と医学知識啓蒙 W・エヴァン・ヤング
     福澤諭吉の科学啓蒙 武田時昌
     清医と幕府医官の筆談について――清医胡兆新『問答』『筆語』 郭 秀梅
     満洲医科大学について 川邉雄大
     

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