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松江・城下町ものがたり

西島太郎/著
2020年7月中旬刊行
四六判/並製/272頁

堀尾吉晴・忠晴が築いた松江城を中心に、京極・松平氏のもとで発展した魅力溢れる城下町・松江。
「水の都」とも呼ばれる美しい街を舞台に活躍した人々の営みを掘り起こし、長い歴史に裏打ちされた松江の個性を再発見する。
 

  • 松江・城下町ものがたり

  • ISBNコード

    978-4-86403-354-1

  • 販売価格

    1,800円(税抜) 1,980円(税込)

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  • 【目次】
    第一部 戦国~江戸初期の出雲・松江
     第一章 戦国時代の出雲
      1.戦国大名尼子氏登場の背景―近江の対抗軸・出雲
      2.正真の天下無双・山中鹿介
      3.米原綱寛の尼子〝御一家再興〟戦
      4.戦国時代の「灰火山社記」にみる『出雲国風土記』
     第二章 築城伝承を検証する―堀尾期の松江藩
      1.老婆の記憶が紡いだ築城物語
      2.山ではなく丘陵だった宇賀山
      3.松江開府の立役者・津田の田中又六
      4.堀尾吉晴出世の転機になった本能寺の変
      5.吉晴の子を悼む裁断橋物語
      6.松江の象徴・松江城の歴史
      7.松江城下町の形成と変遷
     第三章 京極期の松江藩
      1.京極忠高が造った若狭土手の記憶
      2.出雲・隠岐・石見の三国を見据えた支配
      3.藩主忠高の恵まれた人脈
      4.松江藩の石見銀山支配
      5.忠高が最も信頼した家老・佐々九郎兵衛
      6.渡り歩く家老・大橋茂右衛門
      7.松江城下を揺るがす刃傷事件
      8.殉死する家臣
    第二部 松平期の松江藩
     第一章 松平家二三三年の礎を築いた松平直政
      1.松江藩御用絵師が描く松平直政初陣図
      2.直政が繋ぐ信州松本と雲州松江
      3.松平家二三三年の礎を築いた名君
     第二章 多種多様な松江藩士のルーツ
      1.乱世最後の就活
      2.学問で仕官した松江藩儒の鼻祖・黒澤石斎
      3.自画自賛の石斎肖像画を読む
      4.石斎が山荘に掲げた〝曲直〟の扁額
      5.全国から集まる松江藩士
      6.家老乙部家に伝わる肖像画の正体
     第三章 江戸文化を牽引した藩主と藩士
      1.出雲愛にあふれる三代藩主・松平綱近
      2.藩の財政を再建し、茶文化を発展させた松平治郷(不昧)
      3.松江藩主松平治郷の藩政改革―改革は一日にしてならず
      4.不昧の指紋が残る自作花生―治郷の所作を探る
      5.江戸の文化を牽引した萩野信敏
      6.殿様との深い信頼関係を示す月照寺の大亀
      7.多くの著書をまとめた博覧強記の知識人
      8.粋な江戸っ子を魅了した千社札の元祖
      9.天愚孔平の千社札を読む
      10.陶山勝寂が描いた松江藩士たちの瑞々しい姿
     第四章 藩政改革を成功に導いた「ものづくり」
      1.失敗した「義田」政策
      2.収益をもたらす「ものづくり」への転換
      3.率先して進められた櫨の木植樹
      4.藩財政を好転させた御種人参
      5.国益を生む牛馬の産地
      6.藩財政のカラクリ
      7.産業振興がもたらしたもの
      8.藩財政を支える御用商人・桑屋
    第三部 明治・大正・昭和時代の松江
     第一章 明治維新の経験
      1.幕末松江の玄丹お加代―莫連女から侠女へ
      2.松江四季眺望図が描く幕末明治の大橋界隈
      3.山陰の写真師第一号・森田礼造
      4.松江藩士堀家にとっての明治維新
     第二章 松江から世界へ
      1.島根県初の美術学校を開いた堀櫟山
      2.アメリカにおける日本人写真家の開拓者・堀市郎
      3.堀市郎の上京に影響を与えた小泉八雲
      4.徐々に明らかとなる「写真の開拓者」堀市郞の活躍
      5.堀市郎独自の作風の誕生
      6.小泉八雲が西田千太郎に宛てた書簡から心情を読む
      7.八雲・市郎・タゴール・中村元を繋ぐ肖像写真
      8.堀芙峯が描いた昭和初期の松江城下町
     第三章 最先端を行く出雲国の先覚者
      1.物理学と気象学の天才・北尾次郎
      2.北海道稲作の父・松村豊吉
      3.松村豊吉が松江で樹立した世界の棉作レコード
      コラム 美保関沖で起こった軍事演習中の悲劇
     第四章 松江城下を歩く
      1.写真家・植田正治の感じた松江
      2.松江を形づくる要件としての水
      3.黒い屋根の城下町
      4.三度の地盤嵩上げの契機
      5.船入のある武家屋敷
      6.「松江村」表記から探る城下町の拡張
      7.水売りから探る松江の風土
      8.堀の水面に映る風景
      

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