2022年3月中旬刊行
四六判/並製/202頁
「大閤様御先祖」に位置づけられようとした大政所、関白にならび国政レベルのことがらにも関与した北政所。
豊臣秀吉とその政権には両者をはじめ女性がかなりのウエートを占めており、それ以前、それ以後の政権との大きな違いである。
なぜそのような違いが生まれたのか?
そしてそれぞれ摂政・関白の母・正妻の称号である「大政所」「北政所」は、なぜ彼女たちの代名詞になったのか?
諸史料を精査し、大政所や北政所が母や妻という立場を超えて秀吉政権に重きをなした理由に迫る。
