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図説 徳川家康と家臣団 平和の礎を築いた稀代の〝天下人〟

小川雄・柴裕之/編著
2022年10月下旬刊行
A5判/並製/190頁

桶狭間合戦から大坂夏の陣まで、数々の合戦や危機をくぐり抜け、長きにわたる泰平の世を招来した稀代の天下人・徳川家康。
その激動の生涯と家康を支えた一族や家臣団、のちに日本の中心となる江戸のまちづくりなどを最新研究でわかりやすく解説。
美しい多数の写真や4ページにわたる戦国時代の東海地方の地図なども掲載し、これまでにないスケールでおくる家康伝の決定版。


 

  • 図説 徳川家康と家臣団 平和の礎を築いた稀代の〝天下人〟

  • ISBNコード

    978-4-86403-456-2

  • 販売価格

    2,000円(税抜) 2,200円(税込)

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  • 【目次】
    はしがき
    Ⅰ 松平一族と家康の誕生
      1 室町幕府・伊勢氏の被官として台頭する松平氏
      2 勢力を拡大する安城松平氏に起きた「家督争い」
      3 守山崩れ―武勇で名を轟かせた祖父・清康が惨殺される
      4 松平広忠に待望の嫡男・竹千代(家康)が誕生する
      5 酒井・本多・大久保など家康を支えた〝三河武士団〟
      6 織田の人質から今川麾下の国衆へ。築山殿と婚姻を結ぶ
      7 家康不在の岡崎を支え続けた大伯母の「しんさう」(久)
                                             
    Ⅱ 戦国大名・徳川氏の成立
      1 桶狭間合戦―岡崎に帰り今川からの独立を画策
      2 今川へ逆心! 実名の元康を改め「家康」と名乗る
      3 三河の一向一揆を追放、門徒家臣の多くを帰参させる
      4 悲願の三河一統を達成、松平から「徳川」へ改姓する
      5 武田信玄と同盟を結び遠江へ侵攻、苦悩する国衆たち
      6 三河・遠江二ヵ国の大名となり浜松城を本拠に
                                             
    Ⅲ 対武田・親織田の狭間で苦悩する
      1 三方原合戦─〝三ヵ年の鬱憤〟を晴らす信玄に敗北
      2 長篠合戦―領国存亡の危機! 長篠での激戦を制す
      3 嫡男・信康を自刃させ、正妻の築山殿を成敗
      4 横須賀城を築き高天神城を総攻撃、勝頼は面目を失墜する
      5 武田氏滅亡、東海三ヵ国の織田家親類大名となる
      6 まさかの本能寺、家康主従は命がけの伊賀越えを敢行
                                             
    Ⅳ 生涯のライバル・秀吉との対立と従属
      1 天正壬午の乱─旧武田領国を北条・上杉・真田らと争う
      2 小牧・長久手合戦─織田信雄と結び秀吉と激突
      3 相次ぐ危機、信濃国衆の離反と石川康輝(数正)の出奔
      4 ついに秀吉へ従属し上洛。財政再建のため領国改革を実施する
      5 駿府城─慶長期天守台から出土した天正期の遺構
      6 小田原合戦─秀吉に従い関東・奥両国惣無事の実現へ
      7 関東移封─江戸を中心とした最大の領国を得る
      8 羽柴家康となり京・伏見に滞在、多彩な交流・情報収集へ
                                             
    Ⅴ 〝天下人〟への途
      1 秀吉が死去。五大老となって幼少の秀頼を支える
      2 三成失脚、政変を利用し「天下殿」へと歩みだす
      3 前田氏を恭順させ、上杉氏討伐のため会津へ出陣
      4 三成挙兵! 伏見落城で鳥居元忠が討ち死に
      5 会津討伐を中止して西上開始、岐阜・上田で前哨戦始まる
      6 両軍激突‼ 天下分け目の決戦・関ヶ原
      7 江戸開幕─豊臣政権から独立して征夷大将軍に就任
                                             
    Ⅵ 二五〇年つづく、徳川の世へ
      1 秀忠が二代将軍に就任。大御所となり国政を主導する
      2 二条城での面会。旧主・羽柴秀頼との微妙な関係
      3 名高い京都大仏鐘銘事件、ついに羽柴家と決裂
      4 大坂冬の陣─真田丸の攻防と老獪な講和条約交渉
      5 羽柴家宿老かつ家康の奉行としても活躍した片桐且元
      6 大坂夏の陣─再び戦う家康と秀頼、羽柴氏滅亡へ
      7 「元和偃武」。徳川〝平和〟の時代へ歩みを進める
      8 巨星墜つ─平和の実現に尽くした75年の生涯
                                             
    Ⅶ 神格化と語り継がれる家康像
      1 遺言により久能山に埋葬、天海に託した祭祀構想
      2 秀忠の親裁で「権現」号が付与される
      3 カリスマ性増進のため日光東照宮を荘厳化
      4 対馬やエトロフ島にまで勧請された東照宮
                                             
    Ⅷ 家康の指示で大都市へと発展した江戸
      1 実は水陸交通の要衝だった徳川氏以前の江戸
      2 豊臣大名としての江戸普請、多数の水路を開削
      3 天下人としての江戸普請、「水都」への変貌
      4 外交・貿易の舞台に成長する国際都市・江戸
      5 愛好する鷹狩のため、各地に鷹場や御殿を設ける
      6 増上寺を新たな菩提寺に設定、関東屈指の寺院に
      7 江戸の運営・統制を担った町奉行と町年寄
      8 江戸を基点とした在地支配、「代官頭」を取り立てる
                                             
    Ⅸ 天下取りを支えた家族と家臣団
      1 家康とともに歩んだ妻たちの生涯 
      2 叔父にして盟友となった水野信元・忠重
      3 江戸城守衛を務めた同母弟・久松松平康元
      4 徳川家を支えることを期待された家康の息子たち
      5 徳川家と婚家との関係に尽力した家康の娘たち
      6 有力家臣に松平名字を授与し、新たな一族を創出する
      7 「岡崎譜代」と「新参譜代」から構成された家臣団
      8 後世にも語られた「徳川四天王」の実像
      9 大久保一族の活躍を記した『三河物語』
      10 三河長篠城を死守し家康の娘婿となった奥平信昌
      11 家康の奉行人・「鬼の作左」本多重次
      12 『家忠日記』にみる家康と家臣の関係
      13 二つの服部家にみる伊賀者の虚像と実像
      14 家康と関東をつないだ皆川広照
      15 拡大する領国、地域事情に即して進めた支配
      16 老中制度の原型―権力中枢を構成した側近衆
      17 鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス
     
    あとがき/主要参考文献/徳川家康関連年表/執筆者一覧・執筆担当一覧
     

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