松山充宏/著
2023年10月上旬刊行
四六判/並製/288頁
越中・若狭・伊賀守護を歴任し、引付頭人にも抜擢され室町幕府を支えた桃井直常は、「観応の擾乱」が勃発すると、足利直義の強力な与党として、北陸から京都・関東を縦横無尽に駆け二度も将軍を京都から追放した猛将として知られる。
そして時には幕府、時には反幕府方として、全国各地で活躍した直信・直弘・盛義ら多士済々の一族たち。
本宗家のみならず、東北から九州まで足跡を残す神出鬼没の一族の動向・史跡・伝承まで網羅した決定版。
幕府に反抗し、謀反人となった桃井氏が復権できた謎にも迫る。