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歴史研究 第717号

【特集】最新研究 中世城郭Ⅰ――類似遺構・塀・聖地・のろし

城郭研究の現状と課題を知れば、山城めぐりがより楽しくなる!
全国に4万件以上存在するという中世城郭については、まだまだ実態解明の問題が多く残されている。今回は、城郭遺構ときわめて酷似した「城郭類似遺構」、軍事的用途の土塀やのろし伝達網の存否、宗教的用途としての聖地など中世城郭研究における重要な問題に最新の研究成果で迫ります。

カラー口絵「絵画資料に見る中世・織豊期城館」/歴史ジオラマ:堅田の町並/武士の美:武田軍の先陣を務めた小幡氏の赤備具足
 

  • 歴史研究 第717号

  • ISBNコード

    978-4-86403-497-5

  • 販売価格

    800円(税抜) 880円(税込)

  • 販売開始日

    2023/12/22

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  • 【目次】

    カラーグラフ 絵画資料に見る中世織豊期城館
    スペシャルエッセイ 『徳川家・松平家の51人』取材旅行記 堀口茉純
    歴史ジオラマのせかい 堅田の町並
    武士の美 武田軍の先陣を務めた猛将が所用

    巻頭随想
     いま、伝えたいこと 新編『歴代天皇の御製集』に学ぶ   所  功

    特集 最新研究 中世城郭Ⅰ――類似遺構・塀・聖地・のろし
     城郭類似遺構――どこまでが城の遺構なのか   髙田 徹
     中世城郭の塀について考える   髙田 徹
     城館と聖地――中世山寺からのアプローチ   福永清治
     城を結ぶのろし伝達網はあったのか   関口和也

    新発見! 文化財ニュース   編集部

    新出史料紹介
     永倉新八こと杉村義衛の新史料見つかる   伊藤哲也

    研究ノート
     戦士たちの冑佛信仰   河村隆夫

    研究ノート
     「北海道特有のかるた」考   蜂谷彰規

    大和王権と古代氏族 第21回
     阿曇氏の出身と性格への疑問   松尾 光

    縄張り図で読み解く近世城郭 第10回
     丸亀城――支城、廃城、そして居城となった高石垣の城   髙田 徹

    戦国の国衆文書を読む 第19回
     佐野宗綱、「弓矢評定」のため家臣を招集する   久保田順一

    文化教養講座「歴史の質問帳」第26回
     元号の由来と変遷   渡邊洋一

    学生招待席
     甲斐国内の扇状地における居館と詰城の地理的関係   成城高等学校 片岡義秀

    地域史新論
     住宅街に消滅した幻の鉄道貨物廃線――北王子貨物線廃止とその痕跡   川本斉一

    地域史新論
     『重久氏系図』からみる税所一族   重久直子

    史談往来 
     【会員随想】クーデンホーフの欧州統合論 内藤徹雄
           漬物の話 斎藤秀夫
           関東武士と天神菅原道真 大澤謙司
           世田谷城跡と保存会の活動 河原英俊
           新選組勘定方大谷勇雄は阿部十郎に殺害された 浦出卓郎

    会員動向 
     
    日本100名城巡り達成を記念して   大澤俊彦
     

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