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戎光祥近代史論集4 城郭がたどった近代―軍営・官公庁・公園・観光地への転換

髙田 徹/編著
2024年4月下旬刊行
A5判/並製/458頁

陸軍省や大蔵省への管轄変更、払い下げ、遺構の破壊・改変、顕彰活動など、いわゆる「廃城令」の存廃決定で揺れ動く各地域の城郭の実態を分析し、時代相を浮き彫りにする。
私たちが目にする城郭は、いかにして現在のかたちになったのか?
名古屋城・安土城・姫路城・熊本城などが近代においてどのように利用されたのかを明らかにするとともに、古代山城・中世城郭・要塞等の近代特有の論点にも言及。

  • 戎光祥近代史論集4 城郭がたどった近代―軍営・官公庁・公園・観光地への転換

  • ISBNコード

    978-4-86403-507-1

  • 販売価格

    5,800円(税抜) 6,380円(税込)

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  • 【目次】

    総論 近代における城郭の軍事性  髙田 徹

    第一部 近世から近代への転換
    Ⅰ 近世城郭の近現代史――その継承と断絶について  佐々木孝文
    Ⅱ 城郭と観光  森山英一

    第二部 近代における地域の実情
    Ⅰ 近代における旧仙台藩の支城群に対する認識変化  太田秀春
    Ⅱ 名古屋城と近代――御深井丸と乃木倉庫を中心に  朝日美砂子
    Ⅲ 大垣城天守の近代  野中勝利
    Ⅳ 公園化以前の和歌山城――陸軍による管理と旧紀州藩士族の動向  大山僚介
    Ⅴ 近世城郭の史蹟指定と地域社会――姫路城を事例に  竹内 信
    Ⅵ 昭和初期における「姫路城三ノ丸城址復旧計画」と大手門の復興  工藤茂博
    Ⅶ 軍用地としての熊本城と都市の近代化  美濃口紀子

    第三部 古代・中世・織豊期城郭の近代と要塞
    Ⅰ 古代城郭研究の黎明期  向井一雄
    Ⅱ 近代における旧尾張国の中世城館――その変容を中心として  髙田 徹
    Ⅲ 安土城の近代  松下 浩
    Ⅳ 日本の近代要塞――東京湾要塞を例に  坂井尚登

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