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★予約★図説 佐竹一族 関東にその名を轟かせた名族の戦い

茨城県立歴史館/編
2024年12月下旬刊行予定
A5判/並製/160頁

関東で覇を唱えた名族・佐竹氏。
一族の誕生から江戸時代に出羽国秋田に移ってからの動向まで、一族の最新研究を通史で解説。
大きめ活字と人名・地名などの固有名詞、難読漢字にはふりがなを記載し、系図・地図をはじめ、城郭のイラストや縄張り図、復元模型、宝物、史跡など、貴重な図版も多数収録。
佐竹氏の最新研究をわかりやすく伝える入門書として最適な1冊。

  • ★予約★図説 佐竹一族 関東にその名を轟かせた名族の戦い

  • ISBNコード

    978-4-86403-563-7

  • 販売価格

    1,800円(税抜) 1,980円(税込)

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  • 【目次】

    Ⅰ 佐竹氏の誕生
      昌義・隆義・秀義・義重・長義・義胤・行義の時代

       元祖・新羅三郎義光──常陸平氏と結託し常陸国に拠点を築く
       源昌義が佐竹を称する──奥州藤原氏と婚姻関係を結び久慈郡佐竹郷へ
       源頼朝の佐竹討伐──上総広常が義政を騙し討ち、一族は臨戦態勢に
       金砂合戦──秀義は叔父の裏切りで頼朝に敗れ、奥州へ逃避
       御家人・佐竹秀義──頼朝に抗した代償を背負い奥州合戦で奮戦
       勢力の維持・発展に奔走──南奥への進出と美濃佐竹氏・佐竹小河氏

    Ⅱ 南北朝内乱と佐竹氏
      貞義・義篤・義宣・義盛の時代

       逆境を超える秘策──佐竹貞義が足利尊氏・夢想疎石への接近を図る
       南北朝分裂と佐竹一族──足利方への身を切る忠節と犠牲
       瓜連城・小田城攻防戦──義篤軍が南朝方の楠木氏・小田氏を攻略
       北畠親房が常陸で奮戦──義篤は南朝・結城氏の動向が不明で動けず
       佐竹貞義と観応の擾乱──尊氏派・直義派に分裂して争う一族
       佐竹宗家が常陸守護となる──義篤の死去と山入氏の台頭
       未遂に終わった佐竹義宣の乱──公方が関東八屋形へ嫌疑をかける
       竹に杉は接げない───管領家から養嗣子を迎えた内乱と上杉禅秀の乱
       佐竹義憲と山入与義───同族をも巻き込んだ将軍と鎌倉公方の抗争

    Ⅲ 室町・戦国時代の佐竹氏
      義憲(義人)・義俊(義頼)・義治・義舜・義篤・義昭の時代

       永享の乱──義憲は持氏に与し義人と改名、実家上杉氏との決別を宣言
       五郎六郎合戦───兄で当主の義頼をクーデターで追放した実定
       佐竹義舜の活躍──太田城の山入氏義を破り一〇〇年戦争に終止符
       世俗を離れた一族「雪村」─生涯が謎だらけの天才絵師
       世俗を離れた一族「普光」──時宗の総本山・遊行寺を再興した名僧
       義舜の死と義篤──若き新当主を佐竹三家体制の確立で支える
       部垂の乱──義篤が弟義元を敗死させ佐竹宗家は盤石となる
       義昭が那須・宇都宮へ関与を強める──江戸氏帰参と下野国衆の苦悩
       上杉謙信の越山──小田原城攻囲戦から関東管領就任式へ随伴する

    Ⅳ 佐竹義重と戦国動乱
      佐竹義重・義宣の時代

       佐竹義重の登場──義昭は真壁氏・大掾氏を傘下に収める
       小田氏治との攻防─謙信・信玄・氏政の合従連衡に揺れる国衆たち
       反北条の盟主・義重──意のままにならない古河公方と関宿簗田氏
       関宿合戦と佐竹氏──越相同盟で謙信と義重の埋められない亀裂
       白河結城氏との和睦──義重による岩城氏への介入と北上する北条軍
       義重の宇都宮出陣──北条氏政の祇園城奪取で幼い当主国綱を支援
       常陸小川台の合戦──北関東の国衆が謙信に頼らず北条氏に抗戦
       本能寺の変──武田旧領を巡り北条・徳川が対立、関東も無政府状態に
       下野沼尻の合戦──佐竹軍は八千梃の鉄砲を用意するも決戦に及ばず
       宇都宮氏の多気築城──義重が国綱と共に築いた「新うつの宮」
       北関東反北条連合の成立──人取橋と摺上原の合戦で蘆名氏が滅亡
       小田原へ参陣し豊臣政権の一翼に──伊達政宗と同じく秀吉に謁見
       砂金と山金──金の運上ランキングは上杉、伊達に次いで佐竹義宣
       製塩施設の構築──太平洋の恵みを生かした供給と販売
       本拠を太田から水戸へ──南方三十三館を殺害し常陸の反勢力を一掃
       石田三成との親密度が仇に──関ヶ原の西軍惨敗で揺らぐ義宣の立場

    Ⅴ 秋田藩主・佐竹氏の成立
      義宣より十二代藩主の義堯で明治維新を迎える

       秋田へ転封──父義重は南部の六郷城へ、当主義宣は久保田城を構築
       秋田藩の基礎固め──佐竹氏の移封後六〇年かかって決定した石高
       城代・所預──一国一城令と久保田・大館・横手城の存続が許可される
       秋田藩の産業―─経済を支える秋田杉と銀・銅鉱山の直営
       秋田藩の修史事業──義処が開始し代々継承された家譜編纂
       幕末の秋田藩──戊辰戦争で一時賊軍になるも逆転勝利

    Ⅵ 日本各地に繁延した一族
      京都・美濃の佐竹氏

        京都の佐竹氏──徳川光圀に見いだされた文書群は国指定文化財に
        美濃・土佐の佐竹氏──宗家から文出した一族の活躍

    付1 頓化原合戦記──佐竹一族の争いを描きベストセラーとなる
    付2 佐竹氏関連論文・書籍一覧
    佐竹氏関連年表  

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