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歴史研究 第730号

 
【特集】島原・天草一揆――天下に激震が走った武力蜂起

これまで島原・天草一揆は、キリシタンが中心となり、幕藩体制を大きく揺るがした宗教戦争として理解されてきた。
しかし、現在の研究では、宗教弾圧への抗議という側面だけでなく、困窮に瀕した農民たちが引き起こした大規模な反乱との見方が重視されている。この戦いは、幕藩体制、そして人びとの政治・経済・宗教にどのような影響をもたらしたのか?
本号では、島原・天草一揆で取られた戦術など戦争の様相、決戦の舞台となった原城の構造や役割、城を包囲した幕府軍の配置図などの絵図や諸大名の記録など、さまざまな角度からその実態に迫る。
さらに一揆の中心人物となった天草四郎の実像や、明智光秀の孫で、一揆で討ち死にした三宅藤兵衛など、これまで取り上げられることのなかった人物にも焦点をあて、島原・天草一揆の全体像を浮かび上がらせた。
島原・天草一揆という事件から、近世という時代の黎明を最新研究で紐解いたはじめての1冊。

カラーグラフ 島原・天草一揆
歴史ジオラマのせかい 延岡城下町
武士の美 北関東の実力者・大田原氏伝来の具足

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  • 歴史研究 第730号

  • ISBNコード

    978-4-86403-579-8

  • 販売価格

    800円(税抜) 880円(税込)

  • 販売開始日

    2025/04/25

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  • 【目次】

    巻頭随想 いま、伝えたいこと
     「読み書き」こそ生きる力の源  所 功

    特集 島原・天草一揆 天下に激震が走った武力蜂起
     島原天草一揆は江戸時代をどのように方向付けたか  大橋幸泰
     戦争として読む島原・天草一揆  木村直樹
     巨大な戦跡・原城  伊藤健司
     絵図からみる原城合戦  小関和子
     天草四郎の実像と天草四郎時貞関係資料(天草四郎陣中旗)――十字架の旗のもと  平田豊弘
     討ち死にした明智光秀の孫・三宅藤兵衛  中山 圭
     島原(森岳)城と島原の一揆関連史跡  宇土靖之
     天草の一揆関連史跡と富岡城跡  中山 圭

    〈特別企画〉洛中洛外のカミ・ホトケ
     鎮守社・神宮寺・地主社(3)  嵯峨井 建

    最新研究でみる古代史の政治事件 【第3回】
     藤原仲麻呂の乱――「唐かぶれ」「逆臣」のイメージを剥ぐ  上村正裕

    神社古縁起の謎を解く 【第3回】
     秦氏本系帳――王城鎮護の古社・松尾大社の草創を記す  古川順弘

    歴史小説 『相照』 第11回
     掟破り  小栗さくら

    〈新連載〉未来へ伝えたい近代化遺産 第1回
     富岡製糸場(群馬県富岡市)  岡野雅枝

    文化教養講座 歴史の質問帳(第40回)
     藩学の役割と教育内容  渡邊洋一

    学生招待席
     なぜ豪徳寺が栄えてきたのか  桐朋女子中学校 椛澤礼子
     なぜボロ市は上町で開催され続けているのか  桐朋女子中学校 田村 彩

    史談往来
     【会員随想】家康と瀬名姫の孫娘「仙姫」と小田原大久保家  野村武男
     【掃苔行脚】勝海舟に叱られた日銀総裁富田鉄之助の墓――東京都文京区護国寺  加藤健太郎

    新発見! 文化財ニュース  編集部

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